吉野の地形、土、水、風、すべてを知り尽くし、鍛えあげられた職人だけが、吉野手漉き和紙を作ることができます。
吉野手漉き和紙には、歴史と風土、和紙を作る人々の遥かな思いが漉きこまれています。
紙の原料、水、気温、場所、吉野の環境が漉きこまれています。
自然にある植物から和紙は作られます。同じ紙を二度作ることは、どんな名人にも不可能です。それは同じ木を作ることができないのと同じことです。
福西和紙本舗 福西 弘行 |
福西弘行は「和紙は吉野の水と空気で漉かれる。この場所以外にこの和紙を漉くことは出来ない。」と言います。
吉野杉や桧がこの土地でしか作りえないように吉野手漉き和紙もまたこの吉野という土地を離れて作られることはありません。
福西和紙本舗の漉く和紙には、吉野の歴史風土のすべてが漉き込まれています。
この風土が吉野手漉き和紙を生み出す。 |
千数百年の歴史を持つ吉野手漉き和紙の技法を今日に受け継ぐ、福西和紙本舗では、すべての工程が手作業で行われています。
よりよい和紙を、一点の曇りもない最高の和紙を漉くためには、些細な妥協も許されてはいません。
すべてが手作業で行われる。 |
福西弘行は「一つの伝統の技が消えると複数の伝統の技が消える。」と言います。
手漉き和紙もまた多くの伝承の技術によって支えられています。
塵を取り去る剃刀は手打ちの剃刀を使用しています。
この剃刀を作れる職人もまた少なくなっているのです。
この剃刀を作れる職人も少ない |
>職人の技が職人を支える。私たちはこの連鎖に気づかなければなりません。もし吉野和紙が無くなれば、漆塗りや掛け軸の表装などにも影響を与えるのです。
「吉野和紙の伝統を守ることは、多くの伝統ある職人を守ることにもなる」と福西弘行は語ります。
福西和紙本舗への お問い合わせは、
電話・FAX 0746-36-6513
お問い合わせフォームはこちらから
吉野手漉き和紙 |
伝統を新しい発想から、現在にふさわしい製品にして提供する。
吉野プロダクト エコモでは、吉野の自然を守る、環境を守るのと同じスタンスで吉野の伝統を守り、育んでいきます。